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百年、再生の我無し

40歳からの人生やり直し。

人生

鬱勃たる青春の日々(書評:松本清張「半生の記」)

松本清張は数多くの作品を世に残したが、作家としてのデビューはわりと遅いほうで、41歳のときに処女作「西郷札」を発表した。それまではずっと、朝日新聞西部本社の広告デザイナーとして勤務していた。 本書「半生の記」は、その作家デビュー前までについて…

親子は他人の始まり(書評:田房永子「母がしんどい」)

久しぶりのブログ更新である。 今日は、田房永子の「母がしんどい」を取り上げてみたい。 母がしんどい作者: 田房永子出版社/メーカー: 新人物往来社発売日: 2012/03/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 144回この商品を含むブログ (23…

犬死

いじめを苦にして自殺、という事件がときどきある。 もう何十年も前から問題視され続けているが、一向におさまる気配がない。 最近では、ある高校で、部活動の顧問の教師から体罰を受け続け、それを苦にして自殺した生徒もいた。これなどは「いじめを苦にし…

今、そこにある地獄 (書評:信田さよ子「母が重くてたまらない」)

一年くらい前に読んだ本なのだが、思うところあって再読してみた。 再読してみて、改めて、「戦慄を覚える」という表現はこういうときに使うのだな、ということを再認識した。そういう本である。 母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き作者: 信田さよ子出版社/…

戦略は何に宿るのか(書評:奥山真司「世界を変えたいなら一度“武器”を捨ててしまおう」)

本書の著者である奥山真司は、カナダと英国で学び、戦略論(Strategic Studies)の博士号を取得し、現在は在野の地政学者・戦略学者として活動している。本書は、欧米の戦略論の知見を、戦略論の主対象となる国家や組織ではなく、個人に対して適用しようとい…

少年から大人になるということ (書評:前川麻子「劇情コモンセンス」)

劇情コモンセンス作者: 前川麻子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/10/24メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る 少年少女のころに夢中になっていたものを、大きくなってから改めて見たときに「自分はこんなものに夢中になっ…

「逆説の10カ条」

The Paradoxical Commandments 1.People are illogical, unreasonable, and self-centered. Love them anyway. 2.If you do good, people will accuse you of selfish, ulterior motives. Do good anyway. 3.If you are successful, you will win false frie…

ブルーハーツと外山恒一と

↓ 全てが陳腐化していく中で、今だに魂を揺さぶる名曲:ブルーハーツ 私をも含めた、ある一定年齢以上の人間にとっては、ブルーハーツ(正確にはザ・ブルーハーツ)という名前は、ある種の特別な響きを持っている。(今の若い人にとっては「ハイロウズやクロ…

幸せになる才能

これを読んで、何とも複雑な気分になった。 ↓ 新婚二ヶ月で妻に逃げられたんだが、もう俺は限界かもしれない。 上についてのはてなブックマークでのコメント もちろん、これの筆者である@TanTanKyuKyuにもかなり問題はあると思う。そもそも最初の出会いの段…