百年、再生の我無し

40歳からの人生やり直し。

労働

身勝手な理屈

私の今の仕事場は、東北地方では最大手の某ITベンダーである。 そこのイントラネット内で、本部長のホームページが公開されており、そのコンテンツのひとつとして、商工会議所の機関誌に掲載された文章が紹介されていた。 題して「組織人として生きる極意」…

労働組合の限界(5)

なんというか、宇宙人としゃべっているような心境だった。一応日本語は通じるのだろう、こちらの言っていることの内容は伝わっているが、こちらの思いはまるで伝わっていない。 あと、「約束を守る」ということが社長はできなかった。前述の通り、カネが絡む…

労働組合の限界(4)

それから何回か団交を重ねたが、まったく話が通じないのにはほとほと参った。 あるとき、組合員に対して、現在の月給の額がいくらか、というアンケートを取ったことがあった。社員10人~99人の企業の、新入社員の初任給の全国平均は166,000円なのだが、前の…

労働組合の限界(3)

現実として団交を拒否されているのは確かなので、こちらとしても微温的な対応ばかりしているわけにもいかなかった。なんとか社長を交渉のテーブルに着かせるきっかけは無いだろうか、ということで、県の労働組合連合会のアドバイスを得て、委員長が考えた方…

労働組合の限界(2)

いよいよ、労働組合の結成を使用者側に通告し、団体交渉を申し込むこととなった。申し込み日の2週間後くらいの日を回答の締め切り日に設定して、この日までに都合のいい日を知らせてくれ、と。 ところが、締切日を過ぎても何の音沙汰もない。組合の委員長が…

労働組合の限界(1)

先月末、7年間勤めた会社を辞めた。 社員60人くらいの、県内のIT企業に自社のエンジニアを派遣する、ソフトウェア会社とは名ばかりの人材派遣業だった。 在職中は、その会社の労働組合の執行委員をやっていた。そもそも、前の会社には長らく組合は無かった。…