百年、再生の我無し

40歳からの人生やり直し。

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「ラストサムライ」について思うこと

今年中にやるべき仕事のほとんどは先週のうちに済んでしまったので、今の気分はすっかり年末整理モードである。 そんなわけで、普段の5分の1くらいのペースでちんたら仕事してたら、唐突に数年前「ラストサムライ」を映画館で見たときの感想を思い出したので…

嫌イデオロギー

昨日(7/26)の記事で、次のような一節を書いた。 なんかそういう『運動』みたいなものとは、できる限り距離を取りたいと思ってるんですよ。 よく考えたら、なぜ「運動」とは距離を取りたいと思うのか、その理由を書いてないことに気がついたので、以下、そ…

文化活動と政治活動

昔、ある劇団にいた。その時のことを書こうと思う。 ちょうど「国旗・国歌法」が制定されようか、という頃。突然、劇団の主宰者から電話がかかってきた。まだ次の公演の稽古もはじまってないのになんだろうか、と思って電話に出たら、こんな風に語り始めた。…

ブルーハーツと外山恒一と

↓ 全てが陳腐化していく中で、今だに魂を揺さぶる名曲:ブルーハーツ 私をも含めた、ある一定年齢以上の人間にとっては、ブルーハーツ(正確にはザ・ブルーハーツ)という名前は、ある種の特別な響きを持っている。(今の若い人にとっては「ハイロウズやクロ…

幸せになる才能

これを読んで、何とも複雑な気分になった。 ↓ 新婚二ヶ月で妻に逃げられたんだが、もう俺は限界かもしれない。 上についてのはてなブックマークでのコメント もちろん、これの筆者である@TanTanKyuKyuにもかなり問題はあると思う。そもそも最初の出会いの段…

身勝手な理屈

私の今の仕事場は、東北地方では最大手の某ITベンダーである。 そこのイントラネット内で、本部長のホームページが公開されており、そのコンテンツのひとつとして、商工会議所の機関誌に掲載された文章が紹介されていた。 題して「組織人として生きる極意」…

ポンコツ40代

最近「40代のなんとか」とか「40代になったらどうしたこうした」という感じの題名の本やムック、雑誌の特集をしばしば見かける。(有名なのは「40代を後悔しない50のリスト」あたりだろうか。)いちいち統計を取ったり調査したりした訳ではないので断言はで…

労働組合の限界(5)

なんというか、宇宙人としゃべっているような心境だった。一応日本語は通じるのだろう、こちらの言っていることの内容は伝わっているが、こちらの思いはまるで伝わっていない。 あと、「約束を守る」ということが社長はできなかった。前述の通り、カネが絡む…

労働組合の限界(4)

それから何回か団交を重ねたが、まったく話が通じないのにはほとほと参った。 あるとき、組合員に対して、現在の月給の額がいくらか、というアンケートを取ったことがあった。社員10人~99人の企業の、新入社員の初任給の全国平均は166,000円なのだが、前の…

労働組合の限界(3)

現実として団交を拒否されているのは確かなので、こちらとしても微温的な対応ばかりしているわけにもいかなかった。なんとか社長を交渉のテーブルに着かせるきっかけは無いだろうか、ということで、県の労働組合連合会のアドバイスを得て、委員長が考えた方…

労働組合の限界(2)

いよいよ、労働組合の結成を使用者側に通告し、団体交渉を申し込むこととなった。申し込み日の2週間後くらいの日を回答の締め切り日に設定して、この日までに都合のいい日を知らせてくれ、と。 ところが、締切日を過ぎても何の音沙汰もない。組合の委員長が…

労働組合の限界(1)

先月末、7年間勤めた会社を辞めた。 社員60人くらいの、県内のIT企業に自社のエンジニアを派遣する、ソフトウェア会社とは名ばかりの人材派遣業だった。 在職中は、その会社の労働組合の執行委員をやっていた。そもそも、前の会社には長らく組合は無かった。…

今日から本気出す。

今更ではあるが、ブログというものを始めてみることにした。 タイトルは、江戸時代後期の儒者、佐藤一斎「言志四録」からとっている。 全部引用するとこうなる。 百年、再生の我無し。其れ曠度すべけんや。 曠度、という言葉は聞きなれない言葉だが、「空し…